グリンフレーク編終了です。
老人とヨゼフの話が出てきたり、少しずつ物語の糸が絡み合い始めました。
そろそろ就職したいんですけど、一体いつまでかかるのだろうか…。
(*ネタバレを含んでおりますのでご注意下さい)
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グリンフレークの町に人の気配はない。
屋内には慌てた様子の住人達が石になっていた。その惨状はダイアラックを思い起こさせる。
天使の涙で呪いを解くが、何故か庭師のぺぺだけが元に戻らなかった。
石版を使い、パミラから貰った秘薬でぺぺは回復する。
そこから再燃する三角関係。いや、カヤも入れれば四角関係か。
女性の土壇場の強さと、男の土壇場の意気地無さ。
そして、一人町を出るぺぺ。
と、話はここで終わりを告げる。なんとも中途半端であり、歯がゆい。
現代に戻ると、グリンフレークはハーブ園の名残りがあるだけで、東部に新たな町が出来ている。
メモリアリーフと名付けられたそこは、グリンフレークと同じくハーブ園を営んでいた。
ハーブ園を起こした人物は、生涯独り身を貫いたという。おそらくぺぺだと推測される。
奥に建てられたギュイオンヌ修道院の崖に二つの墓が並び立つ。
かすれた文字で、ぺぺとリンダの名が刻まれていた。
あの後、リンダは町を出て、ぺぺが作るハーブ園の近くの修道院に入ったのかもしれない。もしかすると一度イワンと結婚して資金を集め、後に別れて修道院を建てたのかも。
何にせよ、真実は時の流れに飲み込まれてしまった。こんなオチも悪くない。
恋愛のもつれに晴れやかなハッピーエンドはない。ドラクエは子供に遊んでもらうものだから、あまり核心に迫らず、結末を曖昧にしたのだろう。少女ならまだしも、少年の心にはまず響かない。
メイドのカヤの方が気になるのは、私が年を重ねたせいかもしれないが。
このお話は、勇気の物語。
元来、男の武器であったはずの"勇気"を、女達が示し行動していく。
勇気のない男共は、見ていて本当に情けない。ゲームながら身につまされる思いがした。
とにかくぺぺは、筋金入りの草食系男子である。
ハーブだけに。
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