名作ゲームのアプリはろくなものがない。そういわれ続けて久しいが、アプリ化して面白い方がレアケースなのでだいじょうぶだ、問題ない。でも、FFに関していえばピクトロジカは楽しい。つまり私はドット絵が大好きなんです。
●概要
キャラクターはFF6クオリティのドット化。伝統のATBによるバトル。過去作のグラフィックとBGMにのせてそれぞれの名場面を振り返る。
過去シリーズをすべて網羅しており、シリーズの垣根を超えた夢のパーティを組むことが可能。当時のままに戦いの記録がよみがえる。
●具体的な流れ
考古学者のデシを操り、FFの「記憶」を取り戻していく。ナンバリングごとに部屋が分かれていて、物語のあらすじにそってストーリーが展開。進める度に新たなナンバリングの部屋が開放されていく。
ステージクリア報酬として、素材、ミスリル、スタミナのかけらを獲得したり歴代キャラを仲間にできる。戦闘内容によって報酬も変化するため、各ステージに合った戦略を練る必要がある。
キャラクターは経験値によるレベルアップのほかに、武器、防具やアビリティを装備することで強化していく。装備はガチャかドロップ、アビリティはドロップや素材を使って生成することで得られる。
●感想
・ボス戦が原作通りの行動をするので、記憶を呼び起こしながらプレイするのが楽しい。
・戦闘は次のステージへ移行する際に歩いていく様子がロマサガっぽくみえる。FFは歩く演出がほとんどなかったからなぁ。
・装備が簡単に手に入らないので、レベルアップに頼る部分が大きい。それなのにスタミナが少ない序盤でも消費量が多めで実にもどかしい。
・召喚獣の生成ラインナップに思わず口元が緩む。『ゴブリン』『ボム』には感涙ものです。残りの2つもほぼ確定とみた。意外だったのは『シルドラ』。これはイベント召喚獣でもよかったんじゃないかなぁ。
◇良い点
・フィールドやBGM、モンスターが原作通り。
・キャラクターを集めやすい。(現金or運に頼らなくていい)
・ボスモンスターの行動パターンが原作準拠。
・ATBなので説明を読まなくても迷わず操作できる。
◇悪い点
・キャラはドット絵なのにエフェクトがそれに準じていないため違和感がある。
・ボスをアニメーションさせるぐらいならエフェクトをしっかり作って欲しかった。
・フォントが気持ち悪い。中途半端にドットを意識するなら普通のフォントを使えばいい。
・UIが重い。フリックの認識が悪すぎて微妙な操作ができない。
・ソーシャル部分が皆無。ただのオフゲーと化している。
・オリジナルのキャラデザが子供向けで、このゲームをプレイする世代には合わない。ターゲット層を明確にするべき。
●まとめ
FFシリーズをまとめた作品としては、わかりやすくてとっつきやすい。FF好きならやってみる価値あり。始まったばかりなので、これからのイベントに期待したい。当面はカインと幼女リディアでがんばります。
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