ついにガンダムのTV新作シリーズが開始しました。見た目や脚本からしてライトユーザー向けなのは間違いないでしょう。ガンダムの新作だから無条件で観るのもどうかと思いますが、それだけガンダムのブランド力は高い。ゲームでいうドラクエ、FFみたいなものですよ。
まず母親が敵の攻撃によって死ぬシーンから始まります。すごい既視感(種デス)を覚えつつOPへ。そのOPが実に当たり障りのない感じなので、放送が終われば記憶に残らないタイプです。
開始からしばらくは淡々と日常の話が展開しますが、その間の説明台詞がくどい。なんでもかんでも台詞で説明されたって頭に入ってくるわけがない。もう少し小出しに、そして描写で表現しないと。これでは誰もついてこれない。
敵の襲撃があり、設計に携わる主人公フリットがガンダムに乗り込むわけですが、ここはご都合主義でも問題なし。1stのオマージュをしたい気持ちは分かるけど、無理に同じ展開にする必要もなかった。
あとフリットが設計に携わっている割に武装を理解していなかったりと違和感を覚える部分もありましたが、そこはあえてスルーします。
敵は機械の化け物に見えますが、おそらく有人機なのでしょう。人型にしなかったのもおいおい理由が語られるはず。
EDは色々考えてて気がついたら終わってました。
何気に公式ページを覗いてみると、かなり衝撃的な情報が載っていました。
まず主人公フリットの年齢が14歳というのにビックリ。なぜならアニメ本編を観た時は小学生だと思ったからです。言動のせいもありますが、これはキャラデザが失敗したとしか思えません。友人なんて完全にアウトですよ。
そして3世代の主人公が公開されています。しかし、なぜこの設定を初めから公開したのでしょう。あらかじめバラしておいてメリットがあるんでしょうか? 中途半端に全体の流れが見えてしまうだけに思えて腑に落ちません。
ざっと見ましたが、やっぱりキャラデザは違うと思いました。レベルファイブのゲームを好きな方なら高評価をされるんでしょうけど。
1話を見終えて感じたのは、完全に子供向けの作品ということ。あの絵で死をテーマにするのは考えられないし、してもリアリティーが薄すぎる。最初の母親のシーンを見ても、人の死を描くことは、ほぼないと考えられます。
100%子供のためのガンダムはおそらく初だと思います。1stでさえ一般の人に見てもらう体(もちろん子供もですが)で創られたそうですし、今までの作品もすべて大人が観て楽しめるものでした。そういう意味ではガンダムが一般的な“アニメ”になった作品と呼べるかもしれません。
現時点では何とも言えませんが、この新しいガンダムが何を訴えたいのかしっかりと見極めたいと思います。
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