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エッセイ
過去に新キャラのシルエットを先行して公開することがありました。その中で好きなキャラが二人います。一人は"マグロ"でお馴染みナインハルト・ズィーガー。もう一人がKOF97で突如現れた学生、矢吹真吾です。
KOF96でその強さに惚れ、草薙京の弟子になった真吾。KOF97において素人ながら本大会の出場権を得る。以降のシリーズではストーリーがあるものに限り皆勤を続けており、意外と優遇されているのが分かる。
設定上の立ち位置は京の弟子ということもあり最弱候補の一人。ストリートファイターⅢのショーンによく似ている(雰囲気や存在感etc)。
格闘経験の無かった真吾だが、努力に関しては天賦の才を見せる。しかし草薙流古武術最大の武器である炎は先天的能力のため努力でどうにかなるものではない。真吾はそれでもいつかは炎が出せると信じている。その真摯(?)な姿勢は微笑ましく、好感を持たれる要因の一つではないだろうか。
長年に渡るKOFへの参戦で真吾は大きく変化を遂げている。緊張感は次第に薄れ、コメディ化が加速していく。特に苦手であるはず怖い人(八神庵)にチームを組んでもらおうとしつこく付きまとう様は成長を感じさせた。ただ、見方を変えれば個性が失われたとも取れる。下手に成長させるのも考え物だと痛感した。
私が好きな勝利ポーズで「はぁ・・はぁ・・勝てた」と言いながら両膝から崩れ落ちるものがある。がむしゃらに闘う姿勢と初々しさが表れていてとても良かった。今では自作の歌まで披露するなどやりたい放題。もう少しひたむきさを残しておいて欲しかったが、人格崩壊の傾向が強いKOFではそれも無理な話なのかもしれない。
ゲーム内でのランクはだいたい中間ぐらいでどのシリーズでも絶妙のバランスを保っている。興味深いのは強い技のほとんどがオリジナルであること。真吾キックや錵研ぎは真吾にとって主力であり生命線。もしかすると真吾は我流で闘った方が強いのかもしれない。
歳を取らないとはいえ12年間を学ランで闘い抜いた真吾。攻めは一流、守りは三流のスタイルも一貫している。次回作ではヌルヌル動く真吾に想いを馳せるばかりだ。
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