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  • 2024/05/05 17:55

ドラクエ7の感想を石版に書ける範囲で 『#3:グリンフレーク ~ハーブはハートブレイクの略~』

ドラクエ7

 グリンフレーク編終了です。
 老人とヨゼフの話が出てきたり、少しずつ物語の糸が絡み合い始めました。
 そろそろ就職したいんですけど、一体いつまでかかるのだろうか…。

(*ネタバレを含んでおりますのでご注意下さい)
-------------------☆
 グリンフレークの町に人の気配はない。
 屋内には慌てた様子の住人達が石になっていた。その惨状はダイアラックを思い起こさせる。
 天使の涙で呪いを解くが、何故か庭師のぺぺだけが元に戻らなかった。
 石版を使い、パミラから貰った秘薬でぺぺは回復する。
 そこから再燃する三角関係。いや、カヤも入れれば四角関係か。
 女性の土壇場の強さと、男の土壇場の意気地無さ。
 そして、一人町を出るぺぺ。
 と、話はここで終わりを告げる。なんとも中途半端であり、歯がゆい。

 現代に戻ると、グリンフレークはハーブ園の名残りがあるだけで、東部に新たな町が出来ている。
 メモリアリーフと名付けられたそこは、グリンフレークと同じくハーブ園を営んでいた。
 ハーブ園を起こした人物は、生涯独り身を貫いたという。おそらくぺぺだと推測される。
 奥に建てられたギュイオンヌ修道院の崖に二つの墓が並び立つ。
 かすれた文字で、ぺぺとリンダの名が刻まれていた。
 あの後、リンダは町を出て、ぺぺが作るハーブ園の近くの修道院に入ったのかもしれない。もしかすると一度イワンと結婚して資金を集め、後に別れて修道院を建てたのかも。
 何にせよ、真実は時の流れに飲み込まれてしまった。こんなオチも悪くない。

 恋愛のもつれに晴れやかなハッピーエンドはない。ドラクエは子供に遊んでもらうものだから、あまり核心に迫らず、結末を曖昧にしたのだろう。少女ならまだしも、少年の心にはまず響かない。
 メイドのカヤの方が気になるのは、私が年を重ねたせいかもしれないが。


 このお話は、勇気の物語。
 元来、男の武器であったはずの"勇気"を、女達が示し行動していく。
 勇気のない男共は、見ていて本当に情けない。ゲームながら身につまされる思いがした。

 とにかくぺぺは、筋金入りの草食系男子である。


 ハーブだけに。

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  • 2013/02/25 22:20

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