聞いた話では大神官は女神の果実を食べた後に失踪したらしい。食べちゃったのならウン……いや、それはないか。でも、待てよ。木の枝に刺せばDr.スランプっぽくなるからいけるかもしれない。そんな妄想に浸っているうちにダーマの塔へ着いた。
塔へ入るために深々とおじぎを一回。カラテカ気分で塔の中へ足を踏み入れる。最上階にて変わり果てた大神官との戦闘に突入し、これを難なく撃破。元に戻った大神官から女神の果実が現れる。消化されていなかったことに安堵とがっかりが同時に去来する。まぁいい。これで転職ができるようになったわけだから。
転職できる職種はルイーダの酒場と同じく6つ。当然上級職もありそうだが、それは後のお楽しみらしい。商人が消えたことに改めてショックを覚えつつ、主人公は新たな職業である盗賊に転職した。元天使が今や盗賊か。肩書きだけ見るとすごい人生を歩んでるよ。人じゃないけど。
ステータス画面を開く度にテンション高めのBGMと共にサンディが話しかけてくる。今はもう慣れたが、ふとある疑問が浮かんだ。なぜサポートキャラをベタなメイドタイプにしてくれなかったのかと。ゆう帝(注:ドラクエの生みの親)の遊び心なのだろうが、こればかりはチョベリバって感じ。
ツォの浜で2個目の女神の果実をゲットすると、一旦セントシュタインへ戻った。これには大きな理由がある。次世代機と呼ばれるモノたちの必須テクノロジー。一言でいえばWi-Fiである。実は私にとって初Wi-Fiであり、今までこの瞬間に想いを馳せていたのだ。
リッカの宿屋での新たな顔ぶれであるロクサーヌ女史こそがその案内人らしい。まず現在配信されているすべてのクエストとゲストキャラがダウンロードされる。1年間を通して配信されたものが 一度に手に入るのは爽快だ。ただ、次の配信を待つ楽しみが一切ないのは仕方ない。今更やる気が起こった自分は生粋のあまのじゃくなのだろう。ボツボツボツ。
ゲストキャラはシリーズを通して総勢23名にも及ぶ。一人が一つの部屋にいるらしく、全員に会うだけで骨が折れた。
1からは誰も来ていない。ローラ姫とかゆきのふでも良かったのに。
2からはサマルトリア王子とムーンブルク王女。しかし、クッキーとプリンとはどういうことだろう。もしかしてこれが正式名称なのだろうか。私の中では「すけさん」と「あきな」のイメージで固まっていたので、この名前は腑に落ちない。それにしてもなんと甘そうな名前なのだろう。あれだけの厳しい戦いを生き抜いた勇者の末裔がクッキーとプリンとは。そうなるとローレシア王子は「ようかん」とか「きんつば」になるのだろうか。3人で交わされる会話はさぞかしシュールなものだろう。
3も1と同じく誰も来ていない。オルテガとかカンダタとかいるだろうに。いや、カンダタのこぶんでもいいんだよ?
4はこれでもかと大人数で来店。さすがにドランはいなかった。どうせならピサロも招待して「しんかのひほう」をプレゼントされたら楽しくなりそうだったのに。
5は当然というか花嫁3人。私はフローラがお気に入りなので、胸を高鳴らせて面会に赴く。SFCでプレイして以来の再開に少し感動しつつ声をかけた。
「わたくしサラボナのプチセレブ、フローラともうしますの。クチどめ料じゃありませんのよ。ただのプレゼントですわ。ほほほっ」
……フローラってこんな性格だったのか。SFCの頃はおしとやかな印象があったのでとてもショックだ。喋らなければ美人という女性がたまにいるが、まさにその部類なのだろう。デボラもあの調子だし、この姉妹に良い噂は立ちそうにないな。
6も仲間達が揃って来店。しかし、6はほとんど覚えてないので華麗にスルーする。
7も仲間達が揃って来店。しかし、7もほとんど覚えてないので華麗にスルーする。
8は仲間+トロデ、モリーが来店。モリーは少し意外だったが、まぁいいだろう。ただしトロデは余計だ。トロデを入れるならミーティアにしてほしかった。
セティアは誰?という感じだったが、調べてみるとソードのキャラであることが判明。ソードはキャラデザインがそこそこ良かったという記憶がある。ただ、ソードとはえらくマニアックな人選ではないか。やっぱりローラ姫とかゆきの(ry。
もらった装備は高性能なので非常にありがたい。悩んだ結果、主:モリー、ラオウ:ライアン、オデッサ:クリフト、ヴァレス:ムーンブルク、という見た目も賑やかなパーティーへと生まれ変わった。新たな大陸を目指し、ツォの浜から初めて海を渡るのだった。
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