ファミコンについて少々『ドアドア』     忍者ブログ
ファミコンについて少々『ドアドア』
 『ドアドア』。それはプレイヤーがチュン君を操りモンスターをドアへ閉じ込めるという画期的なゲームである。ファミコン初期のタイトルで、シンプルながら難易度は高い。癖のあるモンスター共をまとめて閉じ込める快感は病みつきになりますぜ。

 操作は左右への移動、上下への昇り降り、ジャンプのみ。扉は取っ手がある方から通過すれば勝手に開く。後はモンスターを誘導して入場願うだけである。
 しかし、そのまま閉じ込めてハイ、おしまい、では面白くない。目標は各ステージの全モンスターをまとめて閉じ込めること。そこで鍵となるテクニックが"半ドア"だ。"半ケツ"ではない(要注意!)。その名の通りドアが半分開いた状態のことで、モンスター同士の間隔調整に欠かせないものである。これはモンスターをドアの中へ入れても閉じなければ一定時間経つと出てきてしまうシステムを利用したもの。その際ご丁寧に矢印が表示されるのだが、一体どういう仕組みなのだろうか。おそらく紙コップの自販機と同じシステムではないかと踏んでいる。
 実はドアには謎がある。まず両方に取っ手のあるドアを開くと、反対側の取っ手が消えるというもの。あまりの恐怖に手が汗ばむこと間違いなし。操作ミスに気をつけろっ!
 もう一つドアには不思議な性質があり、一度モンスターを閉じ込めると二度と開かない。その佇まいはまるで食虫植物が虫をじわじわ溶かしていくようである。そういえばボーナスアイテムは最後に閉じ込めたモンスターの数で決まる。も、もしやボーナスアイテムの素材って……。そう考えるとケーキの緑と白はオ、オタピ(以下自主規制)。


 立ちはだかるモンスターはナメゴン、アメちゃん、インベくん、オタピョンの4種類。
 ナメゴンはナメクジ風の生命体で、チュン君を執拗に追いかける真性ストーカー。おおなめくじとの関連は不明。
 アメちゃんは青き謎生命体。たしか設定では王子様だったような気がする。チュン君と同じ高さのフロアにいるとはしごを降りる性質を持つ。おそらくアメ=雨と思われるが、見た目は完全にアメーバ。いや、もみじ饅頭にも見えるな……。アメちゃんは青いもみじ饅頭です(嘘)。
 インベくんは見た目がいわゆる"火星人"。チュン君と同じ高さのフロアにいるとはしごを上る性質を持つ。化け物にも上昇志向があることを教えてくれた稀有なサンプルである。
 オタピョンはオタマジャクシ風の生命体で、ナメゴンと同じくチュン君を執拗に追いかける。ただナメゴンより性質が悪く、チュン君のジャンプに合わせてジャンプしてくる。完全に同期が取れていることから、心を読んでいるのだろう。もしジャンプ同士でミスをしたら「こいつっ、俺(私)の心を読んで……!?」と劇的に散るも一興。ただし、やりすぎるとプレイが散漫になるよ(体験者談)。
 上記の理由により回避が非常に困難で、心が折れる最大の要因となっている。見た目がキュートなので凶悪さが余計に際立つ。足が生えているところをみると、もうすぐカエピョンになるのかもしれない。

 ところで主人公のチュン君は意外(?)と弱い。モンスターによる捕食や転落死は分かるが、クギを踏んで死ぬのは如何なものか。もしかすると足の裏に危険な経絡秘孔が集中しているのかもしれない。帽子を被る余裕があるのなら先に靴を履けと言いたい。
 どうでもいいが足音が「バカバカバカ……」と高速で侮辱されている気がしてならない。頼むから靴を履いて下さい。

 ステージの最後に閉じ込めたモンスターの数で次の面のボーナスアイテムが変化する。種類は全部で6つあり、その内5つはお菓子である。目を引くのは5000点のケーキで、何故か白と緑のツートンカラー。白のクリームは分かるが緑って何だ!? 外観は決して美味しそうではない。それでも実際に登場するとテンションがちょっぴり上がる不思議なケーキ。最高得点の中牌に至っては失禁ものである。

 『ドアドア』を語る上でBGMは外せない。5面ごとに専用曲があり、単調にさせない配慮が伝わってくる。「おさるのかごや」や「おもちゃのチャチャチャ」などのアレンジもあり、子供から大人までを幅広い年代をカバーしている。
 特筆すべきは最終面の「演歌ドアドア」で、刺々しいメロディーは一度聴いたら忘れられない。ステージ構成も奇妙奇天烈で、ラストを飾るに相応しい仕上がりである。

 最後に「結局ドアドアってどんな話?」という疑問を検証してみたい。
 そもそもモンスターをドアに閉じ込める理由はなにか。例えばチュン君をモンスターを倒すために立ち上がった孤高の戦士と仮定する。ドアも秘密兵器と考えれば違和感がない。思い起こせば、かの名作『マッピー』もドアを唯一の武器としていた。そう、時代はドアを武器にするブームが巻き起こっていたのだ。やはりチュン君は戦士と考えて間違いない。全てのモンスターを閉じ込めるその時までチュン君はドアを開閉し続けるのだ。跳べ! チュン君!! 走れ! チュン君!! 必殺!ライトニング・ドォォアクロォォーーズ!!!(ピシャッ)

 如何だったでしょうか。この考察で『ドアドア』に興味を持っていただければ幸いです。知っている方も全50面クリアをされていない方は、これを機に改めて挑戦してみて下さい。といってもバーチャルコンソールに無いんですよね。頼みますよ任天堂さん。
 また機会がありましたら他のタイトルもやりたいと思います。では、これにて失礼。

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2009/12/08 23:00 | Comments(0) | TrackBack(0) | エッセイ

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