セントスタイン城にて黒騎士討伐に志願する。麗しのフィオーネ姫との対面も果たし、意気揚々と場内を詮索する。
とある爺さんから黒塗り部分を消すためにまほうのせいすいが欲しいといわれた。爺さんのイロホンという名前がとても気になるが、そんなあからさまな策略にかかるほど私も単純ではない。……まほうのせいすい、か。一応覚えておこう(メモメモ)。
リッカの宿屋へ行くとすでに開店していた。このスピードで開店とは、さすが伝説の宿王の娘といったところか。
リッカの隣にはルイーダがいる。そう、これぞ誰もが知る伝説の『ルイーダの酒場』である。考えてみれば仲間を募るシステムは3のみだったので、登録作業は懐かしくもあり新鮮。少し悩んだ結果、3の時と同じ戦士、僧侶、魔法使いに決めた。戦士の名前をラオウにした後、続けて僧侶をユリアと入力しようとしている自分にハッとする。なぜ私はドラクエのパーティーを『世紀末救世主伝説』風に染め上げようとしたのだろうか。頭を振り、シャワーを浴びてリフレッシュしてから、改めて僧侶をオデッサ、魔法使いをヴァレスと名付け、これからの長旅に向かう同志としたのである。
少しだけレベル上げを行った後、西の海岸で待つという黒騎士に会いに行く。苦戦の末、撃破する事に成功すると、黒騎士は自分のことをとつとつと語り出した。要約するとフィオーネのことを黒騎士の知るメリアと勘違いしたというオチ。話してみると黒騎士も意外といい奴みたい。
桜が舞い散る村エラフィタにてわらべ歌の歌詞に従い、北にある廃城が姿を現す。黒騎士の長年に渡る想いを成就させて一件落着の帰路。過去の悲恋よりもホイミスライムの青が鮮やかだったことを思い出していたのは秘密だ。
つづく。
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